2021/12/19 21:36
ちんすこうの歴史を追いかけると、落雁の木型を使ったお菓子だったことにいきつきます。
そして、落雁の木型の歴史を追いかけると「紋」という技法と出会います。
「紋」とは、日本で生まれた技法でコンパスと定規を使って正円と直線だけでデザインをします。
多くの家紋が「紋」の技法で作られてきました。
ご多分に漏れず、琉球王家の家紋も「紋」で作られた左三つ巴。また、その当時つくられていたちんすこうも菊の花型(天皇家の家紋)をしていて、これもまた「紋」で作られた紋章でした。
ここ最近のブログを読んでいる皆様は、なんとな~く気がついておられるかもしれませんが、ぷっくり肉球ちんすこうの後は、3Dプリンターで作った型を使ったお菓子作りをやっていこうと考えています。もちろん肉球もあるよ。ただし、リファインはするけど。
そして、その型のデザインを落雁の型と同じように「紋」の技法を使っていこうと思います。
昔からお勉強よりもお絵描き好きで授業中も落書きいっぱいしてました。数学の先生に呼び出され授業中に落書きばっかりしてるのになんでテストの点がいいんだと怒られたこともありました。
漫画やアニメのような絵も好きでしたが、熱心だったのはロゴマーク。
だから、ジンベエザメや肉球のロゴマークも自分でせっせと作ってました。
7月にちょっと嫌なことがあって、監視されて悪口言われてまでなんでちんすこう作らないといかんのやろと苦しみました。
でも、自分がやってるちんすこう作りって生きてきた中で学んだ事の多くを転用できる仕事だから、続けていきたいなという気持ちがこの一ヶ月はとても大きくなりました。
やる気が起きると、身体が勝手に動き出す。
ということで、今日は夕方から往復160kmを直行直帰で、紋の本を買ってきました。

ジンベイザメは水族館で理想の形になるまでずーとカメラを構えたままねばって撮った写真のトレースですが、肉球は紋に近い作り方をしてます。
今回はまにあいませんが、肉球はどこかのタイミングで作り直そうと思います。
まずは、ザ・ファイナル。その後は桜の紋形。
がんばるぞー