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琉球王国時代の失われしちんすこうの作り方を追い求める研究家がその成果物を販売しています。

琉球菓子の権威「安次富順子先生」が長い年月をかけ様々な文献を調査した結果、ちんすこうの配合は発見されましたが、作り方が書かれた文献が発見されませんでした。

わかったことは、落雁の木型を使い天皇家の紋章である菊の花の形をした事でした。

残念ながらその製法は戦後になって姿を消していくこととなります。なぜならば、その製法は時間がかかり、歩留まりが多い。採算度外視の王様への献上品としては成り立った製法が、庶民相手のビジネスではただただ売れない商品の作り方となってしまい、現在のセルクル抜きちんすこうが生まれることとなりました。

当工房では、昔の作り方の研究とともに、製造時間の短縮と歩留まりの改善、原材料の持つ性質の引き出すことも研究し、伝統技術の保存と発展を目指しています。

これまでに、ショートブレッド風製法、クッキー風製法、琉球古式製法、ニライカナイ製法と進化をさせてきました。

ニライカナイ製法ではちんすこうが苦手とする水分を含む食材を使ったちんすこうも製造ができるようになり、より幅広い味を探求できるようになりました。

今後も研究を続けながら、昔ながらのちんすこうを作る職人様に情報のフィードバックをしていければと思ってます。