2021/11/26 21:53

昨日はアセトンべーパーに失敗してしまいましたが、今日は、成功しました。


と言っても、4時間もかかってしまった。他の人の記事を読むと最速は1分。


2時間以上やってる人はほぼあきらめた状態と両極端。


原因はなんだろうとアセトンの色々な論文を読んだりした結果、飽和水蒸気量が完成時間を左右するんだろうと仮説を立ててます。


さて、それはさておき、本題の部分的にアセトンベーパーでつるつるにする方法ですね。


アセトンベーパーすればABSはつるつるになっていきます。そのままほっとくとドロドロになります。


そういった記事はあったのですが、ブンブン的につるつるにする方法の記事が見つけられませんでした。


見つけられなければ自分で考えるしかない。


ということでやってみた。


まずは、比較用に3体のラプラス君を3Dプリントしました。



3体のうち2体をアセトンベーパーします。


そのうちの1体は甲羅部分以外をアセトンベーパーしてみす。


まずは、ラプラス君のノコノコ化。



甲羅部分以外を覆ってしまいましょう。


覆う物は、密着性があり、変形しやすく、取りはずさやいものであれば何でもいいかな。


うちはお菓子屋さんらしく、小麦粉と水を練って耳たぶぐらいの硬さにして、甲羅の上に被せました。


ちなみに、昨日は片栗粉を使って撃沈しました😂


理屈は簡単です。アセトンとABSが触れるのABSが溶けちゃうので、触れさせないようにしただけです。


アセトンベーパー処理は工房の外で。


今日の常夏の島は日陰と風で寒かった。


1時間ごとに状況を確認しながら、4時間経過して取り出しました。



右が、ベーパーなし、左が全体をベーパーしたものです。テカリ方の違いがしっかり出てますね。


つづいて



左が甲羅以外をベーパーしたもの、右が全体をベーパーしたもの。


頭の部分はツルツルピカピクですが、甲羅の部分はカクカクしたままです。大成功。


記念にラプラス三兄弟で撮影。


ということで、部分的にアセトンベーパーしたい時は、アセトンの蒸気とABSが触れないように、しっかりガードしてあげてください。


蒸気は小さな隙間があれば入り込もうとしますので、密着させてくださいね。